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ホリスティックとはギリシャ話のホロスが語源、英語で全体を意味します。即ち、病気を単なる部分としてとらえるのではなく、心と体で一体ととらえ、その全体から根治しようという考え方がホリスティックの概念です。「病気でない状態が健康である」という否定的な定義や「血液や尿や細胞組織の検査結果が正常値の範囲以内であれば健康である」という消極的な定義ではなく、『精神・身体・環境がほどよく調和し、与えられている条件において最良のクオリティ・オブ・ライフ生の質を得ている状態』を健康と考える、より積極的な状態のことです。「ヘルス」『health』という言葉そのものが『holos』ホロスに由来し、『heal』癒えた『th』状態のことを意味しています。医師は患者さんを診察するときには、まず患者さんがドアを開けて診察室の中に入ってらっしゃるときに、その時の顔色、顔のつや、そして歩き方、あるいはお話の仕方ということをずっと見ていなければいけない。そこから既に診察が始まるわけですから。しかし、最近の医師は、機械に頼り過ぎていまして、検査とか、あるいは電子カルテと、そちらの方のコンピュータの画面だけ見ていて、患者さんの顔を見ない。ましてや患者さんの口の中とか、お腹とか、胸とか、そういうところに手当てをしない。つまり手当てというのは、医師が患者さんに手を当てて、指先で診るということが非常に大事な基本ですから、それがいつの間にか忘れられているんじゃないかというふうに私は思っております。